日本の産業を支えている製造業、
これから製造業へ転職したい。
今の製造業から転職したい。
そんな人に向けて、製造業のリアルな実情について紹介します。
こんにちわ。30代の転職ホントのトコロ、ライターの倉石です。
今回は製造業の転職について紹介するのですが、先ほど紹介した、
製造業へ転職したい人と、製造業から転職したい人
言葉だけを見ると全く反対のことを求めている人に思いますよね。
しかし、今回両方の立場の人に話を聞いてみると…
全くの反対というワケではなく、製造業に転職したい人と製造業から転職したい人って実は延長線上にあるかもしれないということが分かったのです。
実際に製造業で働いている人に話を聞いてみると、製造業→サラリーマン→製造業と転職を繰り返して製造業に戻る人もいるのです。
今回の記事を書くにあたって、営業マンから製造業に転職し、同じ製造業内で転職経験がある増田さん(仮名)に協力していただきました。
製造業は人手不足と言われています。
でも、だからといって「製造業なら転職できるかも」なんて安易な考えで転職すると、現実を知って後悔することにもなりかねません。
反対に、いま製造業の仕事に就いていて「製造業から転職したい」と思って後のことを考えずに転職してしまうと、これまた「転職しなければよかった…」なんてことにも。
そうなんです。製造業の転職って二面性があるのです。
しかしこの記事を読んでいただければ、製造業に転職したい人はリスクを少なくして次のステップに踏み出すことができるはずです。
なぜなら、製造業に転職し現在も製造業で頑張っている人のリアルなアドバイスを掲載しているので。
これから製造業に転職を考えている人、製造業から転職を考えている人はぜひ参考にしてください。
もくじ
製造業の仕事のメリットとデメリットは、実は裏返しでもある。
製造業にもメリットとデメリットがあります。
しかし製造業の場合は、長く働いている人からするとデメリットに感じていることが、これから製造業に転職したい人にとってメリットだと感じることもあるのです。
製造業にはどんなメリットとデメリットがあるのか?
現在も製造業の仕事をしている増田さんに聞いてみました。
倉石
増田さん
倉石
増田さん
これから製造業に転職しようとしている人からすると、製造業の仕事のメリットとデメリットって気になるところではないかと思います。
増田さんのコメントをみても分かるように、人にとってはメリットだったとしても、また別の人にとってはデメリットだったりするのです。
製造業に転職したとして、他にどんなメリットやデメリットがあるのかを、製造業経験者の人に聞いてみると…
製造業のメリット
製造業のメリット
- 仕事を覚えやすい
- 作業に没頭することができる。
- コミュニケーションで人に気を使う場面が少ない
- 未経験から製造業に転職しても給料はそれなりにもらえる。
製造業のメリットをあげてみるとこのようになります。
こうしてメリットを並べてみると、たとえば営業のような外に出て足で稼ぐ仕事が苦手な人からみると、製造業のメリットは魅力的に見えますよね。
でも、メリットだけを見て魅力を感じ、製造業に転職するのは気が早いです。
というのも先ほど書いたように、仕事に慣れてくるとメリットがデメリットに感じてしまうことが実際にあるからです。
続いて製造業のデメリットを見てみると…
製造業のデメリット
製造業のデメリット
- 仕事が同じことの繰り返しに思えてしまう
- 仕事での人とのコミュニケーションが少ない。
- 昇給や昇進の機会が少ない。
- 職種によっては体力的に長く続けられない。
というのが、製造業の経験がある人から上がってきたデメリットです。
デメリットを見てみると、仕事に慣れてくると単調に感じてしまったり、個人個人の作業なのでコミュニケーション不足になってしまったり、デメリットも製造業ならではの特徴が出ていますよね。
製造業のメリットとデメリットは表裏一体!?
こうして製造業のメリットとデメリットを並べて見てみると、気づいた人も多いと思うのですが…
製造業のメリットとデメリットって表裏一体
そうなんです。
製造業以外の業種でも言えることでもあるのですが、製造業の場合は特にメリットとデメリットが表裏一体なのです。
メリットでもありデメリットでもあるとなると、これから製造業に転職を考えている人からすると、
なんて不安になりますよね。現在も製造業の仕事を続けている増田さんに話を聞いてみると…
倉石
増田さん
倉石
増田さん
増田さんにデメリットが嫌になって辞めたくならなかったのか聞いたところ、このような回答でした。
まぁたしかにどんな仕事でもキツイと感じる時もあれば、この仕事で良かったと感じる時もありますよね。
増田さんの場合は結果として現在も製造業を続けておられるということは、デメリットを感じることがあっても製造業が合っていたということなんでしょうね。
さて、今まさに製造業に転職を考えているという人もおられるかと思います。
製造業の中にも給料が安かったり、サービス残業ばかりで労働時間が長いブラック企業もあったりします。
製造業に転職したかったとしても、ブラックな製造業の会社に転職するのは誰でも嫌ですよね…。
そこで、製造業を長く続けている増田さんに、製造業に転職するコツを聞いてみました。
製造業に転職するなら、目的と会社選びが欠かせない
倉石
増田さん
倉石
増田さん
※ここから製造業で長く働いている増田さんに、これから製造業に転職を考えている人へのアドバイスを話してもらいます。
こんにちわ。製造業関連の仕事をして10年ほどになる増田です。
現在も製造業の仕事についており、建築資材の鉄板加工や溶接の仕事をしています。
私の転職体験談については後ほど詳しく紹介しますが、もともと車関係の部品を扱う会社で営業マンをしており製造業に転職をしました。
製造業内でも転職経験があり、これから製造業に転職を考えておられる方に私の経験がアドバイスになれば幸いです。
製造業に転職する時は自分の志望動機を明確に
まず最初にお伝えしたいのが、製造業に転職する時に何を目的にするのか、
自分の中での志望動機を明確にする!
ということが大事です。
というのも、製造業の仕事のメリットとデメリットでも出てきましたが、
製造業の特徴
- 仕事が覚えやすい分、慣れてくると単調に感じてしまう。
- 黙々と自分の仕事が出来るが、コミュニケーション不足になりがち
- 製造業の給料は平均的に良いものの昇給しにくい。
私の経験上、製造業にはこうした特徴があります。
そのため、製造業の仕事に慣れてくると「違う業種に転職しようかな…」という人も実際に多いです。
私も仕事に慣れてきた頃には何度か思ったことがありました。笑
製造業が合うと思って転職したのに、なぜまた違う業種に転職したいと思ってしまうのかというと・・・
仕事に慣れてくると、製造業のメリットに感じていた魅力が薄くなってしまうからです。
実際に私の同僚にも、製造業といわゆるサラリーマンの仕事を繰り返し転職している人もいました。笑
だからこそ、製造業に転職する時には「なぜ製造業に転職いたいのか?」という自分の中での志望動機を明確にしておく必要があるのです。
たとえば…
このような感じで、製造業に転職する自分の中での志望動機を明確にしておきましょう。
目的を明確にしておくことで、仕事に慣れた時でも続けることができます。
ちなみに、製造業へ転職する時の書類や面接での志望動機を気にする人も多いのですが、どんな風に伝えればいいのかというと、
日本の産業を製造の現場から支えたい。
といった大げさな志望動機を考えなくても大丈夫です。笑
たとえば私の場合だと、鉄に関係する仕事だったので、
「鉄工所などで働く人達の姿に憧れがあり、黙々と汗をかいて働く仕事に就きたいと思いました。」
といった感じの志望動機で採用となりました。
なので応募する時の志望動機にも、あまり大げさなことを書くのではなく、あなたが製造業が向いていると思ったことを絡めると、相手にも伝わりやすいはずです。
製造業だからこそ転職する時は会社選びが一番重要
長年製造業の仕事に関わっていて、製造業に転職する時に一番重要だなと思うのが、会社選びです。
なぜ会社選びが重要になるかというと…
会社選びを適当にすると…
- 給料が低い
- 人手不足で労働時間が長い
- 昇給や昇進の制度が無い
こうした世間でブラック企業と言われる会社ですが、製造業には昔ながらの体質の会社がまだまだ多いため、会社選びを適当にしてしまうと、
ブラックな製造業に入ってしまった・・・。
なんてことにも。
製造業でブラック企業に入ると、肉体的にも精神的にもほんとにキツイ。
これ、私も経験済みですが(笑)ほんとにキツかったです。
仕事がキツい上に給料が安いとなると、なんていうか逃げ場がなくなってしまうんですよね。
だからこそ、製造業に転職する時には会社選びがかなり重要になるのです。
製造業に転職する時は専門の転職サイトと転職エージェントの2つを使う。
倉石
増田さん
倉石
増田さん
私が営業マンから製造業に転職した時は、とにかく営業の仕事が嫌で(笑)「黙々と仕事ができる製造業ならなんでも良い」なんて感じで飛び込みました。
そのため、無料の転職情報誌を見て製造の仕事を募集していた会社5件ほどに応募しました。
結局この会社で5年ほど働くのですが、家族経営の会社で昇給などはほとんどなく、今にして思えば失敗だったと思います。
その後、同じ製造業で転職をしたことで、現在も仕事を続けることができています。
そんな私の経験から製造業に転職をする人に「絶対にこうした方が良い!」というアドバイスがあります。
製造業に転職するなら
- 製造業だからこそ、福利厚生がちゃんとしている会社を選ぶ
- 長く働きたいなら中小以上の企業を選ぶ
この2点です。
この2点さえ間違わずに選べば、製造業への転職で失敗する可能性は大きく減らすことができます。
福利厚生が整っている会社ほど、勤務時間や休日など就業規定がしっかりしています。
それに、中小規模以上の製造業であれば、昇給などの制度も整っていて長く続けられることができます。
なので、先ほど紹介した2点は製造業に転職するのであれば、会社を選ぶ絶対条件にいれておくべきです。
私は同じ製造業で転職した時に、この2点を守ったおかげで現在も納得いく給料で製造業を続けることができています。
製造業に転職する時にどんな転職活動をすれば失敗しないのかと言うと…
製造業の転職サイトだけでなく転職エージェントと2軸で転職活動する。
この方法が製造業への転職に失敗しない方法です。
一般の転職サイトや製造業専門の転職サイトをチェックする。
製造業求人情報は、無料の求人情報誌、それに一般的な転職サイトや製造業専門の転職サイトにも掲載されています。
ですが…
一般的な転職サイトや製造業専門の転職サイトの方が、条件が良い製造業の求人が掲載されている場合が多いです。
そのため製造業の求人を探すのであれば、一般的な転職サイトもしくは製造業専門の転職サイトで求人を探す方が良いです。
転職エージェントならさらに条件面が良い製造業が見つかる可能性が高い
転職サイトと製造業専門の転職サイトに加えて、製造業に転職したい人に利用を勧めたいのが転職エージェントです。
転職エージェントって営業職や技術職のようなデスクワークの仕事ばかりを扱っているイメージがある人もいると思いますが、製造業の仕事でも転職エージェントを利用することができます。
私が今の製造業の仕事に転職した時も、転職エージェントに紹介してもらいました。
なぜ製造業でも転職エージェントなのかというと…
転職エージェントが紹介してくれる製造業の求人は、中小以上の規模でなおかつ福利厚生がしっかりしている製造業が多いからです。
そのため転職サイトよりも転職エージェントの方が、さらに条件の良い製造業の仕事が見つかりやすいのです。
転職サイトと転職エージェントの2軸を使って転職活動をすることで、条件の良い製造業の仕事に転職できる可能性が高くなります。
それに転職エージェントを利用することで、製造業以外の転職できる可能性のある業種も提案してもらえる可能性があります。
実際に私の場合も、製造業以外の技術職の提案をしてもらえました。
営業マンから製造業に転職した男性の転職体験談
倉石
増田さん
倉石
増田さん
必要なもの27歳の時に自動車販売の営業マンからコンクリート2次製品を作る製造業に転職。ハードな仕事内容だったものの給料は低く、会社への不満もあったために30歳で同じ製造業で転職を決意。転職したこともあって現在も金属加工の会社で製造業を続けておられます。
営業マンから製造業に転職してみて、どのようなことがあったのでしょうか?
それに人手不足と言われる製造業で増田さんの現在も気になるところですよね。
それでは増田さんの製造業の転職体験談を紹介します。
数字に追われる日々に疑問を持ち製造業に転職
製造業に転職する前は、自動車の部品を販売する会社で営業マンをしていました。
大学を卒業し、新卒で自動車部品の会社に就職して営業の仕事をしていました。
私が勤めていた会社はどちらかというと体育会系のノリの会社で、会社の雰囲気が苦手だったのは今でも覚えています。笑
営業の仕事自体は嫌ではなく、得意先でもある車の部品を販売しているショップなどに出向いて、新しい部品の紹介や販売状況の確認などが主な仕事内容でした。
ショップの担当者と話をしたりコミュニケーションを取ることも苦手ではなく、むしろコミュニケーションは得意な方です。
ただ、営業にはそれぞれ月間ノルマみたいな物があり、ノルマの達成に向けて月の最後の週は営業は担当するショップに何度も電話をかけたりしていました。
4年ほどたったある時、ふと
といった気持ちになったのです。
それに、営業は数字を追いかけている時も、製造や技術職の人たちは黙々と自分の仕事をしていられる…
製造や技術職の人が羨ましく思ってしまったのです。
その頃に、営業の仕事ではなく仕事に打ち込める製造や技術の仕事がしたいと思い、28歳の時に製造業の仕事に転職することを決意しました。
初めての製造業の仕事は思っていたよりもハードだった。
営業マンから製造業へ転職する時には、駅やコンビニに置いてある無料の転職情報誌を見て応募しました。
もちろん転職サイトなどがあることも知っていましたが、たまたま手に取った転職情報誌に気になる製造業の求人が5件ほど掲載されていたのです。
給料も営業マンとそれほど変わらず、製造業なら営業マンのように数字に終われず仕事ができる。
そんな単純な志望動機で応募してみたら、人手不足もあってあっさりと採用に。
営業マンを退職して製造業の仕事に就くことになったのです。
製造業の仕事内容は、建築関係で使用するワイヤーメッシュ等のコンクリート2次製品を製造する仕事です。
仕事内容は機械を使って原料から製品への加工作業でした。
会社はいわゆる同族経営の会社で、役員などの重役はほぼ社長の家族や親族といった感じの会社です。
工業地帯に工場を構え、その中でも割と小さい方でした。
県内ではその工場でしか作れない製品があったり、大企業の仕事にも参加したりしていたので、私が入社した頃の売上はまずまずだったと思います。
ちなみに私が入社した初年度の給料は22万円程度で、手取りで19万円ほどでした。
転職する前は営業マン時代と同じぐらいだと思っていたのですが、実質2万円ほど手取りは減っていました。笑
長年働いている従業員や家族がいる従業員は「給料が少ない」と愚痴をこぼして、休日や仕事が終わってから新聞配達やコンビニでバイトをする人たちも。
私も妻がパートに出て生活ができるというレベルだったので、給料の少なさにはかなり疑問がありました。
工場の環境はというと、汗だけでなく鉄粉や油、ひどい時は機械の油と水が入り混じったヘドロも付着するため、すごく作業着が汚れます。
新品の作業着も1カ月たてば真っ黒です。作業着の支給はありません。
そのため汚い作業着で我慢するしかありません。汚い環境だったので仕事をするのでマスクは欠かせません。
汚い作業着や汚い環境だったため、気持ちが落ち込んだりする時もありました。
工場の環境に加えて、人間関係もあまり良いとは言えませんでした。
工場内のメンバーは5人ほどで各々役割分担をしなくてはいけないのですが、人任せにする者や話を聞かない者、その日の機嫌で態度が変わる者もいました。
工場メンバーと事務所メンバーでも仲が悪く、仕事上の話や希望がお互いに通らないことが多かったです。
前職が営業マンだった私は工場メンバーの中ではコミュニケーション能力がある方だったので、工場の作業員メンバーと社長や専務をはじめとする事務所メンバーの板挟みになっている状態でした。笑
今でこそ笑って話せますが、当時は双方の意見をお互いに伝えるというのが日常的な業務でもあったため、精神的に疲れる時も多かったです。
給料の低さに耐えかねて、製造業から転職を考えるように
私が最初の製造業の仕事から転職するきっかけとなったのは給料の低さでした。
結局私はその工場で5年勤めることになるのですが、最終的な手取りは20万8千円ほどで、毎月の支払いや家賃などで大半が消えました。
ボーナスなどもなかったため、最初の製造業の会社に勤務していたときは貯金はできず、急な出費がある時には貯金を切り崩すような生活でした。
このままでは子供が生まれたりしたら生活できない。将来的に給料が上がる見込みも一切ない。
それから、社長のワンマン経営にも耐えられませんでした。
同族経営だったので専務や常務はいたものの、会社は社長の私物化となっていて、専務や常務も社長と共に会社のお金を自由に使っていました。
工場の設備や改善案を出しても人手不足を理由に「無駄なことはするな」の一点張りで受け入れず、工場の機械を触ったこともないのに「この機械はこうセッティングすべきだ」などと口を出してくる始末。
社長自体も前社長の息子というだけで社長になった人間なので、経営に関しても無知でした。
そのため私が勤務していた5年間でも年々売上は下がっていったのですが、それを社員の責任だと親族以外の社員を責めたてることがよくあったのです。
製造業の仕事自体は黙々と仕事ができるため私には合っていました。
しかし同族経営の会社への不満と給料への不安…
私は嫌気がさして転職することにしました。
転職するなら次も製造業が良い。転職サイトと転職エージェントを使い転職活動
何度か口頭で社長に退職を考えていることを伝えました。
しかし社長からは
「もう少し会社の状態が良くなれば給料を上げる」
「人が足らないから今抜けられては困る」
などと言われ引き止められました。
しかし、会社の状態が良くなる兆しもなく、私にも生活が合ったため、社長に退職願を提出し、ようやく受理してもらうことができました。
肝心の転職活動はというと、最初の転職で利用した無料の転職情報誌などは利用しませんでした。
というのも、前職のような同族経営の会社ではなく、中小規模の製造業の会社に転職したいと思ったからです。
そのため転職活動は、名前を聞いたことがある大手の転職サイトに登録し、転職エージェントにも登録し、転職活動を始めました。
3社ほど転職サイトから応募してみたところ、製造業はどこも人手不足だったこともあり、2社から内定をいただきました。
しかし、1社は給料面が思っていたより低かったこと、もう1社は勤務地が県外だったこともあって迷っていました・・・。
そんな時に転職エージェントの方から連絡があり、前職の建築資材の製造業をしていた経歴に興味がある企業があるとの連絡をいただきました。
話を詳しく聞いてみたところ、私が望んでいた中堅どころの企業で福利厚生もしっかりしている会社でした。
転職エージェントから条件を聞いてみたところ、前職よりも給料面の条件が良かったため、転職エージェントから紹介していただいた、建築資材の製造業の会社に転職することに決めました。
転職して感じたのは会社によって製造業のイメージは全く違うということ
同じ製造業で転職をしたのですが、仕事内容は前職と近い建築資材の加工です。
主な作業としては、鉄板加工や溶接をしています。少人数でチームを作り、役割分担をして製品を作り上げていきます。
社長が40代後半と若く、他の社員も30代〜40代の人が多く、平均年齢は前職の会社よりも明らかに若いです。
社員同士も仕事上のことで多少はギクシャクすることもありますが、基本的に仲は良いです。
社長が「ありがとう」「お疲れ様」を私に対しても言える人なので仕事を頑張ろうというモチベーションにも繋がります。
機械は少々古かったりするのですが、メーカーによってしっかりメンテナンスがされており、オイル漏れや工場が汚いということもないので、前職のように汚いイメージもありません。
また転職エージェントから聞いた通り、福利厚生も充実しています。
会社独自の子供手当、昼食補助、作業着代支給もあり、金銭的な補助が多く助かっています。
年間休日も約120日あり、趣味や妻との時間も増えました。前職は88日だったのでしっかり休むことができてプライベートと仕事を充実させられています。
そのほかにも10時と15時に社員全員にコーヒーが与えられ同じスペースで休むのでコミュニケーションが多く、15分から20分は休むのでしっかり休めます。
ちなみに給料面はというと…
基本給は手取りで前職と同じ22万円なのですが、残業手当やその他の手当などが付き、手取りでは月給で2万円ほどアップし約24万円ほどです。
ボーナスは5万円程度、もしくはない時もありますが、年収では約30万円ほどアップしました。
転職してみて感じたのは、
同じ製造業でも会社によってここまでイメージが違うんだな
ということです。
前職の時はキツい・汚い・給料が安いの私からしてみれば3Kの職場でした。
しかし転職した今の会社は、福利厚生や勤務時間などもしっかりと管理されており、前職とは製造業のイメージがガラッと変わりました。
また前職のように同族経営の会社ではなく、接しやすい社長や先輩方で仕事はストレスなく打ち込むことができています。
これから製造業に転職を考えている人もおられると思いますが、製造業ってキツいイメージもあるかと思います。
しかし、会社によって環境は全然違います。身をもって経験しました。笑
もし製造業に転職を考えているのなら、私と同じように中小規模以上の会社を選ぶことをお勧めします。
コメントを残す