服・食品・生活雑貨、ネットで買えない物は無いというぐらい、ネット通販が当たり前の時代になっていますよね。
ネットでなんでも買えるようになった。ということは、それだけネットショップも増えているということです。
今回はネットショップへの転職について紹介してみようと思うのですが、その前に一つ質問です。
日本のお店のネットショップ化はどれぐらい進んでいるか分かりますか?
現在、日本にあるお店のネットショップ化は40%程度と言われてます。
これだけネットで物が揃えられるのに、まだ40%程度しか進んでいないと聞くと
「まだそんなに進んでないの?」
とちょっとびっくりしませんか?
そうなんです、日本におけるお店のネットショップ化は、まだまだ完全とは言えないのです。
つまり見方を変えると、ネットショップへの転職は将来性があるということでもあるのです。
自分が働いている会社がIT関係の会社でネットショップも運営しているのですが、自分もネットショップ部門の採用も担当しています。
そこで「これからネットショップに転職したい!」という人に向けて、
この記事で紹介すること
- ネットショップに転職するにはどうしたらいいの?
- 未経験でもネットショップに転職できるの?
- ネットショップへの転職に必要なスキルは?
- ネットショップへの転職にベストな方法
ということについて紹介してみます。
ネットショップへの転職、何年か働いた後に独立開業する人も多いです。うまく転職することができればあなたも?
それでは紹介していきます。
もくじ
ネットショップへの転職は未経験でもできるの?
現在ネット関係以外の仕事をされている人からすると、ネットショップに転職するには何か資格が必要だったりするのでは?と思われている人もいると思いますが…先に言うと、
ネットショップへの転職は未経験でもできます。
特にweb関係の資格が必要だったり、専門学校を卒業していないと就職できない。ということは無いです。
たしかにweb関係の資格を持っていたり、webデザイン関係の専門学校を卒業していれば有利になる場合もあります。
しかし、基本的にネットショップへ転職するのに資格や専門学校を出ていなくても、なおかつ前職が全く違う職業で未経験だったとしても転職することはできます。
事実、自分が働いている会社のネットショップ部署には、前職が学校の先生だった人、カラオケ屋の店長だった人、など全くの未経験だった人が働いていたりします。
少なくともインターネットに関する知識は必要ですが、この記事をご覧になっているということはネットには普段から親しんでいますよね。笑
「未経験だから…」「資格を持っていないから」ということを理由に、ネットショップへの転職を諦める必要は無いです。
ネットショップへの転職に必要なスキルは?担当する仕事によって違う
ネットショップはWEBショップとも言われることもありますが、WEBショップという言い方をするとWEBに関するスキルが必要な感じもします。笑
あなたがネットショップに転職しようとしているなら、どんなスキルが必要なのか気になりますよね。
実際にネットショップの求人を出してみると「未経験なんですが、どんなスキルが必要ですか?」と問い合わせをもらうこともよくあります。
転職にあたってどんなスキルが必要かというと…
ネットショップへの転職に必要なスキルは、担当する仕事によって違う。
というのが答えです。
というのもネットショップの運営は、いくつかの部署によって構成されていることが多いからです。よくあるパターンを紹介すると…
ネットショップの部署
- 運営部署
- デザイン制作部署
- 顧客管理部署
このような感じで3つの部署に別れているパターンが多いです。ちなみに自分が勤める会社のネットショップでもこの3つの部署に別れています。
3つの部署で連携して1つのネットショップ運営しているパターンが多いのですが、それぞれの部署でどんなスキルが必要なのかというと…
ネットショップの運営に必要なスキル
ネットショップの運営の仕事に必要なスキルは、
運営に必要なスキル
- ネットでの集客に関する知識
- ネット広告に関する知識
- アクセス解析に関する知識
こうしたスキルが求められるのですが、未経験から転職して運営アシスタントをしている間に知識を身につける人も多いです。
そのためネットショップの運営に関しては「未経験から始めた」という人も多いです。
ネットショップのデザインや制作に必要なスキル
ネットショップのWEBデザインや制作に必要なスキルは、
デザイン制作に必要なスキル
- Photoshopなど写真加工に関するスキル
- HTMLに関するスキル
といった、商品の写真加工やネットショップの構築に必要なHTMLのスキルを求められます。
写真加工やHTMLのスキルというと難しそうに感じるかもしれませんが、独学やハローワークの職業訓練などで短期間で勉強してネットショップに転職する人もいます。
ちなみに自分の会社のネットショップのデザイン部署には、未経験から独学でフォトショップの基本操作を覚えて転職してきた人もいます。
顧客管理部署
顧客管理は言うなればカスタマーサポートです。顧客管理に必要なスキルは
顧客管理に必要なスキル
- 電話対応のスキル
- ブラインドタッチのスキル
顧客からの問い合わせやクレームなどに対応するため、電話対応やメール返信に関するスキルが必要になります。
電話をしながら、ネットショップのページを見ながらメールの返信をすることも多いため、ブラインドタッチのスキルが必要になります。
このようにネットショップに転職するのに必要なスキルは、担当する仕事や部署によって異なるのです。
ちなみに、自分が務める会社のネットショップ部署の、元制作会社出身の管理者に確認してみたところ…
ネットショップの場合は、常に新しい技術を追い求めるよりも1つのショップを育てることが重要なので、WEB制作の会社への転職よりも求められるスキルのハードルは優しい。
とのことでした。
ネットショップへ転職するのにベストな転職活動の方法
ネットショップの仕事に転職したい!となった時、どうやってネットショップの仕事を探せばいいのか?
採用担当をしている自分がネットショップの部署から求人を頼まれた時、実際にどんな所に求人を出しているのかということも含めて、
ネットショップに転職を考えている人にベストな転職活動の方法を紹介します。
まずネットショップの求人は、IT系の転職サイトに出ていそうな感じもするかもしれませんが、ごくごく普通の転職サイトに求人広告を掲載したりします。
というのも、ネットショップの求人は先ほどの必要なスキルの所でも書いたように、特に特殊なスキルを持った人だけが必要…というワケではなく、部署によって幅広い人材が必要だからです。
そのため、IT系の転職サイトよりも一般的な転職サイトの方がネットショップの求人広告はよく出ています。
そしてもう一つ、最近のネットショップの求人の傾向としては、転職サイトだけでなく転職エージェントを利用している企業も多いです。
なぜ転職エージェントを利用しているネットショップの企業が増えているかというと…
転職エージェントで求人する理由
- 転職サイトよりも選考するのに時間が取られない。
- 転職エージェントを利用する人が増えた。
こうした理由があるからです。
実際にネットショップの求人を転職サイトに掲載してみると、これがなかなか人気の求人で応募してくれる人も多いです。
そのため書類選考や面接での選考にかかる手間を減らすために、転職エージェントを利用するネットショップの企業が増えています。
事実、自分が働いている会社もネットショップの求人は、転職サイトと転職エージェントを併用しています。
そしてもう一つ、転職エージェントを利用する転職希望者の人が増えた。ということがあります。
こうしたことを踏まえて、ネットショップに転職したい人はどんな転職活動をすればいいのか?…というと。ベストな方法は、
転職サイトも持っている大手の転職エージェントを利用して、転職希望のネットショップを探すのがベストです。
なぜかというと…
転職サイトを持っている大手の転職エージェントだと、転職サイトに掲載されているネットショップ企業の求人と、転職エージェント経由のネットショップの求人の両方を持っているからです。
それと、ネットショップ企業も先ほど紹介したようにIT系専門の転職サイトではなく、一般的な転職サイトに求人広告を出す企業が多いです。
そのため転職サイトも運営している大手の転職エージェントであれば、ネットショップの求人を見つけやすく、なおかつ転職エージェントがサポートしてくれます。
ネットショップに転職したいおすすめの転職エージェントが▼こちらの転職エージェントです。
エージェント名 | リクルートエージェント |
総合評価 | ★★★★★ |
求人案件数 | ★★★★★ |
マッチしやすさ | ★★★★★ |
サポート体制 | ★★★★☆ |
こんな人にオススメ | リクルートが運営しているということもあり、取扱している非公開求人の多さは転職エージェントの中でも最多。 転職エージェントを利用するのであれば、まずあなたがどんな企業とマッチングするのかを確認するためにもリークルートエージェントは基準となるので登録しておくべき。 |
→転職エージェントの基準となるリクルートエージェント。エージェントを利用して転職するならまずはココから |
リクルートエージェントであれば、転職サイトの大手リクナビ。それに転職エージェントでも大手なので、ネットショップの求人が見つけやすく、エージェントが力になってくれます。
事実、自分の会社のネットショップもリクナビに求人を掲載しているのは内緒です。笑
ネットショップに転職する志望動機は、具体的な方が目に留まる
ネットショップへの転職についての志望動機についてですが、どんな志望動機で応募してくる人が多いかというと、
「普段からネット通販を利用することがよくあり、私もネットショップで働きたいと思い応募しました。」
志望動機としてテンプレート的によく書かれているのがこの文章です。笑
言いたいことはよく分かるのですが、20歳ぐらいの人がアルバイトとして応募するにはこれで良いかもしれません。
しかし、転職して正社員として働きたいとなると…ざっくりしすぎているのと志望動機が子供っぽいですよね。
ではネットショップへ転職する志望動機は、どんなことを書けば良いかというと例えばこんなことです。
・普段からネットショップを利用しているが、amazonなどを利用しているとどんどん便利に進化していることを体感している。私も利用者としてだけではなく、便利なサービスを提供したいと感じた。
・ネットショップで買い物をしている内に、この商品のこういうとこがもっと知りたいと思うことがあり、運営者として利用者のことを考えたネットショップを作りたいと思った。
・ネットショップを見ていると同じ商品でも買いたい!と思わせてくれる商品の魅力が伝わってくるショップもあれば、反対に商品の魅力が伝わってこないショップもあり、私も商品の魅力を伝えられるような仕事をしたいと感じた。
志望動機の例を紹介しましたが、このような感じで
ネットショップに転職した後、具体的にどんなことをしたいのか?
ということを志望動機に書くのがおすすめです。
とはいえ、未経験でネットショップに転職しようとしている人の場合、具体的なことと言われても分かりにくいかもしれません。
そんな時にも先ほど紹介した転職エージェントを利用すれば、志望動機など書類作成にも力を貸してくれるはずです。
32歳男性のネットショップ転職体験談
実際にネットショップに転職したらどうなるのか…気になる所ですよね。
そこで、32歳でネットショップに転職した平田さんー仮名ーの体験談を紹介します。
平田さんの経歴を簡単に紹介すると…
平田さんは関西在住の32歳の男性で、高校を卒業すると同時にアパレルの会社に販売員としてアルバイトを始め、そのままアパレル会社で社員として働くことになるのですが会社の経営状態が悪くなり倒産。
倒産を気に、以前から気になっていたアパレルのネットショップで働こうと転職活動を始めるのですが…
それでは平田さんのネットショップ転職体験談を紹介します。
スニーカーブームで販売員に憧れアパレル販売員に
私の出身は京都の田舎だったのですが、高校生ぐらいの時にスニーカーブームがあり私も漏れなく当時のハイテクスニーカーにハマりました。
はじめはスニーカーだけだったのですが、次第にデニムや指輪などのにもハマり始めて週末になると友人達と大阪まで行き服を見て回るのが楽しみでした。
そして高校を卒業する時になり友人達は大学に進学する中、私は大阪でアパレル販売のアルバイトを始めました。
憧れてたアパレル会社でアルバイトから社員へ…しかし現実は
憧れてたセレクトショップでアルバイトとして働き始め、その後正社員になることができました。
26歳頃までは販売員という仕事が好きで充実していたのですが、次第に自分の年収の低さが気になるようになったのです。
アパレル販売員は給料が低いというのは分かっていたつもりでしたが、昇給やボーナスもほとんどなく将来の心配をし始めました。
しかし、これといってできることはなかったため、そのまま31歳まで販売員として働き続けます。
ちょうどその頃でした。私が販売員をしていたセレクトショップが倒産してしまったのです。
職を失い、ネットショップへ転職するためにした事
会社が倒産して職を失ったのですが、私は高校を卒業してから販売員の経験しかなく、資格もなければこれといったスキルもありません。そこで思ったのが、
「次に仕事をするなら将来につながるようなクリエイティブな仕事がしたい!」
と思ったのです。
そんな時に販売員をしていた時の仲間達と飲みに行く機会があり、ネットショップに転職した先輩から話を聞いている内に興味が湧き、ネットショップの会社で働きたい!と思うようになったのです。
しかし、ネットショップは利用したことはあったものの、パソコンはたまに触る程度でWEBに関する知識のなかった私は、独学でネットショップに関する本や基本的なホームページ作成に関する本を読みました。
他にも、ハローワークが主催していたWEB系のセミナーなどにも参加をし、ネットショップとWEBの知識を付けました。
30代という焦りもあり、この時は高校受験の時よりも真剣に勉強した記憶が…笑
転職サイトからネットショップに応募するも不採用。そこで…
ネットショップやWEB関係の知識をつけ、ネットショップへの転職に向けて転職活動を始めました。
当時はミクシィが運営しているネット系の転職サイト「Find Job!(ファインドジョブ)」がネットショップ関係の求人が多いと聞いていたので探してみると、ネットショップの求人がいくつかありました。
私の場合、未経験だということもあったのでとにかく手当たり次第に応募しました。5社応募して3社から面接に来てほしいと返事をいただきました。
独学とは言え、それなりに勉強したから…と思っていたのですが、全滅でした。笑
その後も他の転職サイトで見つけたネットショップの求人に応募するも、採用とはなりませんでした。
ネットショップへの転職は諦めようか…とも思ったのですが、転職サイトを見ていた時に広告で出て来た転職エージェントを頼ってみることにしたのです。
転職エージェント経由でアパレルの経験を評価されネットショップへ転職
転職エージェントに相談をしてみたところ、
独学でのネットショップの知識を活かそうとするよりも、アパレルの販売員としての経験が長いのでそれをアピールポイントにもできるんじゃないか?
というアドバイスをいただき、アパレルのネットショップのwebデザイナーの求人をいくつか紹介してもらいました。
その転職エージェントから紹介してもらったレディースのネットショップから、私のアパレルでの経験を評価していただき、無事にネットショップに転職することができました。
このネットショップが現在も私が働いている会社です。
ネットショップに転職して思うのは、将来性や発展性があるということ
現在、ネットショップに転職をして約3年半ほど経過します。
私が今どんな仕事をしているかというと、1つのネットショップを任されて運営とWEBデザインを担当しています。
WEBデザインに関しては全く知識がなかったのですが、転職してから社内の勉強会などで勉強することができ、身につけることができました。
ネットショップに転職して思うのは、販売員をしていた頃と違って将来性や発展性がある。ということです。
どういうことかというと…
ネットショップはこれからもまだまだ発展するということもあるのですが、ネットショップで働いていると、自分自身にも将来性や発展性が生まれるということです。
たとえば、会社の先輩には独立して自分でネットショップを運営している人もいます。
それに会社で得た知識でネットショップのコンサルや、その他のネットショップに関する業務を請け負っている人もいます。
ネットは人間の生活に欠かせない物になっており、これからも発展していくのは間違いないことです。
販売員をしていた時も楽しかったのですが、将来性や発展性を考えると、ネットショップに転職して良かったと心から思います。
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